函館・みなみ北海道観光ガイド - 一般社団法人函館国際観光コンベンション協会
MODEL COURSEモデルコース

【お得に周遊】はこだてスペシャルチケット2025使い方ガイド!歴史発見コース

1日コース 所要時間 / 約9時間
駅前・元町 | 五稜郭

のりもの券と12枚のポイント券でお得に函館観光ができる「はこだてスペシャルチケット2025」その使い方ガイドと函館の歴史に触れ、函館山の夜景以外のスポットに注目したコースをご紹介します。

函館の歴史的背景

15世紀ごろの函館付近では、先住民族であるアイヌ民族が独自の文化を形成し生活していました。その後本州から移ってきた和人が住み始め、人口が増加していったと言われています。函館が飛躍的に発展していったのは、1859年の箱館開港。江戸幕府が蝦夷地(北海道)の拠点を箱館に置き、ペリー来航によって開港された箱館は外国の窓口となり西洋文化が多く流入しました。外国との応接や防衛上の観点から、現在の地に五稜郭を形成し箱館統治の役所である奉行所を移転しました。五稜郭は、戊辰戦争最後の戦いとなった箱館戦争(五稜郭の戦い)の舞台となり、今も語り継がれています。1869年に蝦夷地は北海道に、箱館は函館に改称されました。強風が吹きやすい地形なゆえ、1907年の大火など何度も罹災していた函館ですが、市民の力によりすみやかな復興が成し遂げられました。函館に現存する歴史的建造物の大半は、この大火以降に建てられたものです。こうして現在の和洋折衷の独特な街並みが築かれ、観光名所として多くの観光客が訪れています。

はこだてスペシャルチケットとは?

「のりもの券」(市電1日乗車券へ交換可)と観光施設や飲食店、土産品店で利用可能な12枚の「ポイント券」がセットになったお得なチケットです(1冊3,500円(税込))。1冊函館観光の際には是非「はこだてスペシャルチケット2025」をご利用ください!本サイトで事前の予約購入もできます。スペシャルチケットの詳細や、購入方法については下記公式ページをご覧ください。

はこだてスペシャルチケット2025特設ページ

「のりもの券」の使い方

市電に乗り、降りる際に乗務員(運転手)へ「のりもの券」を渡してください。その際に市電1日乗車券と交換されますので、その日1日中使うことができます。

「ポイント券」の使い方

本チケットに参加している観光施設や飲食店、土産品店で利用可能です。施設よって必要枚数と提供サービスが異なり、お客様の好きな組み合わせで利用できます。また、ポイント券は日付を跨いで使用できるので、「1泊2日のご旅行中に使い切る」という利用ができます。

今回ご紹介するコース以外にも、函館山の夜景を楽しめる王道コースもごございますので、ぜひご覧ください。※下記画像をタップすると紹介ページに遷移します。

歴史発見コースでは下記のスペシャルチケット使用例に沿ってご紹介します。

コース上で利用する市電の運行情報については函館市電・観光路線バス情報をご確認ください。

  • このコースのポイント♪
  • ・はこだてスペシャルチケット2025を利用
  • ・JR函館駅前から出発
  • ・市電を使って観光スポットを巡る
  • ・午前は元町エリア・ベイエリアへ
  • ・午後は五稜郭エリアへ
  • ・コース最後は五稜郭タワーから函館を一望

函館駅前エリアから元町エリアへ

函館市の路面電車に乗って観光スポットがある元町をめざします。市電のりば「函館駅前」は、JR函館駅の正面口を出て、まっすぐ進むと見える交差点にあります。

函館駅前電停から「函館どつく行」に乗車して、約10分末広町電停で降車します。

元町の観光スポットを巡る

【所要時間:3時間】

まず訪れたのは、末広町電停から徒歩3分圏内にある2つの資料館

函館市北方民族資料 函館市文学館

【ポイント券:各1ポイントで入館できます】

函館市文学館では石川啄木をはじめ、函館ゆかりの文学者の作品や資料を数多く展示しています。文学館を出て基坂の方へ進むと、アイヌ民族・アリュート族を中心とした北方民族の伝統的かつ固有の文化に関する資料を展示している函館市北方民族資料館があります。どちらの建物も元銀行であるため、建物自体を見学するのも楽しみのひとつです。

資料館を出たら、北方民族資料館向かいの基坂を登っていきます。

基坂沿いには、函館市旧イギリス領事館や坂のうえにある元町公園、さらにその上に建つ国の重要文化財である旧函館区公会堂など歴史的建築物も多くあります。

坂の下から見える旧函館区公会堂は元町散策時のランドマーク。

函館市旧イギリス領事館 重要文化財旧函館区公会堂

【ポイント券:各1ポイントで入館できます】

函館市旧イギリス領事館では、開港の歴史について楽しく知ることができるほか売店にてオリジナルグッズの購入やカフェでスイーツを味わうこともできます。

旧函館区公会堂では、衣裳館にてドレスや袴など当時をイメージした衣裳をレンタルしたり、天気のいい日は2階バルコニーから眼下の街並みを背景に、記念写真を撮ることもできます。時間に余裕があればぜひご体験ください。

周辺には歴史的建造物が多くあり函館や北海道の歴史や文化を学べるスポットとなっています。和洋折衷のロマンあふれる元町の街並みを楽しみましょう。

ベイエリア周辺でランチ

【所要時間:2時間】

旧函館区公会堂を出発し、約10分海に向かって坂を下っていくと、海岸沿いに建ち並びビュースポットでもあるショッピングモール金森赤レンガ倉庫や、かつて函館郵便局として使用されていた建物を利用したはこだて明治館や新鮮な海産物等を扱うはこだて海鮮市場本店などが建ち並ぶベイエリアに到着します。

金森赤レンガ倉庫  はこだて明治館 函館西波止場 はこだて海鮮市場本店

ベイエリア周辺のスペシャルチケット参加施設

ベイエリアには、スペシャルチケットを利用できる飲食店やお土産店が多くあります。チケットを自由に組み合わせて、ゆっくりとランチタイムを過ごしたり、お買い物を楽しみましょう。

はこだて恋いちご洋菓子店【ポイント券:2枚で「いちごぷりん」と交換できます】

店舗ごとにポイント券の利用方法が異なりますので、スペシャルチケット内の【参加施設・サービス一覧】をご確認ください。

ベイエリアから五稜郭エリアへ

【所要時間:40分】

ベイエリアから1番近い市電のりば十字街電停から、「湯の川行」へ乗車し約20分、五稜郭公園入口で降車し、約15分歩くと五稜郭公園へ到着します。経路イメージは下記動画でご紹介しています。

五稜郭の観光スポットを巡る

【所要時間:3時間】

五稜郭公園内には、シンボルとなる五稜郭タワーや五稜郭内にある箱館奉行所、星形の五稜郭の外堀に沿って1周できる散策コースなど函館観光には外せないスポットとなっています。

特別史跡五稜郭跡(五稜郭公園)

五稜郭内へ進み、まず訪れたのは箱館奉行所

箱館奉行所は幕末の箱館開港により設置された役所です。諸外国との交渉や幕府の北方政策の拠点とされ、箱館戦争の舞台となりました。施設内には映像シアターやモニターにより資料が多数展示されており、五稜郭や箱館奉行所の歴史をわかりやすく解説しています。

箱館奉行所【ポイント券:2ポイントで入館できます】

函館奉行所を出て、五稜郭公園の散策を楽しんだ後はコースもいよいよ終盤、五稜郭タワーの展望台へ向かいます。

展望台では、春の桜や秋の紅葉など四季を感じることができる美しい五稜郭を地上90mから一望できます。五稜郭タワー内ではフードコートで軽食をとったり、売店でのオリジナルグッズを購入したり、歴史を学ぶことができる模型や土方歳三のブロンズ像など、展望以外にも楽しい魅力がたくさんあります。

五稜郭タワー【ポイント券:4ポイントで展望できます】

五稜郭周辺のスペシャルチケット参加施設

はこだてスペシャルチケット2025の歴史発見モデルコースは以上です。函館観光にてスペシャルチケットを利用の際は、ぜひこちらのモデルコースをご参考に。スペシャルチケット1冊に付属しているポイント券は12枚ですので、ご紹介した参加施設にて自由に組み合わせてご利用いただけます。店舗ごとにポイント券の利用方法が異なります。スペシャルチケット特設ページ内の【参加施設・サービス一覧】に詳細を掲載しています。

※こちらのモデルコースに記載している各施設の最新情報や営業時間等は、遷移先の紹介ページや公式サイトをご確認ください

※営業時間や料金など、季節により変更になるものもございますので、詳細は各施設へお問い合わせください。
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