函館・みなみ北海道観光ガイド - 一般社団法人函館国際観光コンベンション協会
MODEL COURSEモデルコース

函館滞在2日目を満喫!【ローカル鉄道から始まる歴史と伝統の旅 in道南】

1日コース 所要時間 / 9時間
みなみ北海道

 道南のローカル線”道南いさりび鉄道”に揺られて終点までの車窓体験から始まるこちらのコースは、大自然を感じながら道南の観光名所を奥深く巡る旅。終点”木古内”からはレンタカーを借りて車で観光を続けます。道の駅でグルメやショッピングを堪能したり、本州と北海道との陸続きを実現した青函トンネルの歴史を体感した後は、道内唯一の城下町での江戸時代の街並みへタイムスリップ!旅の最後には、500m続く断崖絶壁と夕焼けの絶景体験。道南の豊かな自然を駆け抜け、歴史や伝統に触れる。函館滞在2日目にぴったりなロマンあふれる旅の過ごし方をご紹介します!

このコースのポイント♪
・道南のローカル線に揺られて終点までの車窓体験
・道南観光の拠点で、道の駅ショッピング♪
・北海道と本州を結ぶ青函トンネルの歴史に触れる
・松前町の特産品”高級寒のり”を使ったのり弁当を堪能する
・最北の城下町で、江戸時代へタイムスリップ!
・伝統と繁栄のまち”江差町”を巡る
・500m続く白い断崖で夕焼けの絶景を体験

 所要時間は目安となっております。こちらのコースで紹介しているスポットの詳細や営業情報等は、リンクよりご確認をお願いします。なお、このモデルコースで訪れるスポットには、ヒグマの生息地も含まれていますので訪れる際は注意が必要です。


JR函館駅
道南いさりび鉄道へ乗車し
70分

JR木古内駅
道の駅みそぎの郷きこない
40分

福島町
青函トンネル記念館
30分

松前町
松前城・松前藩屋敷
70分

江差町
姥神大神宮
江差追分会館・江差山車会館

15分

乙部町
シラフラ滝瀬海岸
90分

JR函館駅


函館駅から道南いさりび鉄道に乗り木古内へ

【乗車時間:70分】

 函館駅から木古内行きの道南ローカル線である『道南いさりび鉄道』へ乗車し、終点まで70分間の鉄道体験を。38㎞続く道中では津軽海峡の絶景や、港町、田園風景が広がる車窓からの景色が楽しめます。函館9:01発の便に乗車すると、上磯駅から茂辺地駅の間にある矢不来信号場で一時停車が行われ、函館山と津軽海峡の眺望をゆっくり楽しむことができます!(2025年10月時点)
 経由駅のひとつ、渡島当別駅で下車し20分ほど歩くと、北斗市の人気な観光地であるトラピスト修道院へ行くこともできます。修道院まで続く長い並木道の景観が魅力的で、施設内へ入ることはできませんが、外観や庭園は見学可能です。直営の売店で購入できる美味しいソフトクリームやトラピストクッキーが人気です!

道南いさりび鉄道の運行情報はこちらをチェック⇩⇩
道南いさりび鉄道公式サイト(外部リンク)

|関連スポット
 トラピスト修道院|北斗市
 サラキ岬

”道の駅みそぎの郷きこない”でグルメとショッピングを満喫!

【所要時間:30分】

 道南いさりび鉄道の列車に揺られ終点へ。北海道新幹線も通るJR木古内駅へと到着します。駅を出てすぐ向かい側にある『道の駅 みそぎの郷 きこない』でショッピングやグルメを楽しみましょう!入り口では、ご当地キャラクターのキーコがお出迎えしてくれています♪
 こちらの道の駅では、道南観光の拠点として道南西部9町(知内町、福島町、松前町、上ノ国町、江差町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、木古内町)広域の魅力を発信しており、観光コンシェルジュも常駐しています。木古内をはじめ道南のおみやげ品や特産品を購入することができ、地元の食材を使ったテイクアウトメニューが豊富な『キッチンキーコ』や、ご当地パン屋さんの『こっぺん道土』もあり、名物のぱくぱく塩パンは午前中に売り切れてしまう時もあるほど人気です!館内にはイートインスペースもあるため、その場で道の駅グルメを楽しむことができます!

|関連スポット
 道の駅 みそぎの郷 きこない
 北海道新幹線ビュースポット

 ここからは道の駅内の受付にてレンタカーを借りて、道南の観光名所を巡っていきます!(駅レンタカー)

 レンタカーの情報はこちらをチェック⇩⇩
 レンタカー|道の駅みそぎの郷きこない(外部リンク)

北海道と本州を結ぶ青函トンネルの歴史に触れる

【所要時間:30分】

 木古内町から移動し、福島町『青函トンネル記念館』へ。実際のトンネルを模した外観の建物で、青函トンネル完成までの歴史を学ぶことができる資料館です。
 青函トンネルは本州と北海道を結ぶ、全長53.85kmの海底トンネルで、現在は北海道新幹線も通る道です。開通当時は世界一の長さを誇り、世界でも前例のない壮大なプロジェクトでした。北海道と本州の陸続きを実現しようと、構想から40余年を経て完成された青函トンネル。施設内には、実際に掘削で使われた工具や機械が展示されており、人々の努力や高い技術、情熱のすべてをこの場所で知ることができます。
 館内の映像シアターでは、ドキュメンタリー映像の上映が行われており、実際の映像を通して当時の人々の喜びや感動を体感することができます!

|関連スポット
 青函トンネル記念館
 トンネルメモリアルパーク
 横綱千代の山・千代の富士記念館
 道の駅 横綱の里ふくしま

高級のり弁当”松前海苔だんだん”を味わう

【所要時間:30分】

 青函トンネル記念館の後は、松前町へ移動し美味しいランチを堪能しましょう♪松前町の定番ランチ『松前海苔だんだん』。津軽海峡で採れる高級な寒海苔を使った美味しいのり弁当で、醤油の味が寒海苔のおいしさを引き立て、ごはんとの相性が抜群の一品!松前海苔だんだんは、松前町にある”居酒屋仁「浦里」”や矢野旅館内の”レストラン矢野”などで提供されています。

|スポット
温泉旅館矢野|松前町

松前町

【所要時間:60分】

 ランチの後は、松前町の観光名所を巡っていきましょう!最北の城下町として栄えた松前町。松前城をはじめとした多くの史跡が残されており、城下町の雰囲気を再現した商店街「松前城下通り」など情緒あふれるまちです。桜の名所としても知られており、4月5月に開催される松前さくらまつりは多くの人で賑わいを見せます。7月に松前藩屋敷内の堀にて行われる浮き紫陽花も人気のイベントです♪

  
 松前城(福山城)と寺町


 最初に訪れるのは、松前町のシンボル『松前城(福山城)』。1949年の火事により天守と東塀が焼失してしまいましたが、現在は鉄筋コンクリート製で復元され、郷土資料館として松前の交易の歴史やアイヌと和人の交流についてなど、多くの資料を展示しています。2004年には『福山城(松前城)と寺町』として北海道遺産に選定されました。また、松前城唯一現存している「本丸御門」は1950年に重要文化財に指定されています。
 松前城の北側には、桜を鑑賞できる5つの寺や、松前歴代藩主たちが眠る松前藩主松前家墓所があり、”寺町”と呼ばれています。江戸時代の面影が残る、美しい景観が訪れる人を魅了しています。

  
 松前藩屋敷


 次に訪れるのは『松前藩屋敷』。江戸時代・幕末期の松前城下町が、まるで映画のセットのように再現されています。衣装のレンタルも行われており、江戸時代の武家、商人、庶民の人々の生活をタイムスリップ気分で味わうことの出来る体験型の歴史空間!実際に屋敷の中にあがることもでき、静かな和室の窓から見下ろす城下町は風情たっぷりです!屋敷の中にある売店では松前漬けをはじめとした松前特産品を購入することもできます♪
 ※11月から3月までは冬季閉館となります。

|関連スポット
 道の駅 北前船 松前
 福山(松前)城と寺町|松前町
 松前公園|松前町
 松前藩屋敷|松前町

 

繁栄と伝統のまち”江差町”を巡る

【所要時間:60分】

 松前町の観光名所を満喫した後は、江差町の歴史と伝統に触れるまち歩きへ。北海道文化発祥の地、江差町。江戸時代から明治時代にかけてニシン漁とその交易によって繁栄を極めた町で”江差の五月は江戸にもない”と言われるほど賑わいを見せていました。江差観光の中心で、江戸から明治期の商家や町家、蔵が残る『いにしえ街道』など、多くの歴史的建造物や史跡が残っており、町全体が生きた博物館と言えます。

  
 姥神大神宮


 北海道最古の神社と言われる姥神大神宮。毎年8月には、豪華な山車や神輿が街へ繰り出しニシン漁の豊漁を祈る、300年以上続く夏祭り”江差姥神大神宮渡御祭”が行われます。祭りの期間は、町中に祭囃子が響き、道南一の賑わいを見せます♪

  
 江差追分会館・江差山車会館


  江差の伝統が詰め込まれた『江差追分会館・江差山車会館』。江戸時代から唄い継がれる「江差追分」は、舟歌として舟頭たちに唄われていたといわれ、北前船によって江差に運ばれました。江差追分会館の追分資料室では、実際の歌と映像で江差追分の名人や歴代の優勝者が紹介されています。江差追分を唄ってみたいという方は、開館時間であれば一年中指導を受けられる「追分道場」で誰でも学ぶことができます!
 ”江差姥神大神宮渡御祭”で使われる山車が展示されている江差山車会館では、煌びやかな装飾が施された迫力満点の山車が一年中見学可能です!館内には実際の映像やお囃子も流れており、祭りの賑やかな様子を体感することができます♪

  
 かもめ島


 江差町のシンボル『かもめ島』から青い海の絶景を楽しみましょう!”かもめの遊歩道”と呼ばれる整備された散策コースが島の頂上まで続いており、遊歩道入り口には厳島神社の赤い鳥居が出迎えています。頂上からの景色はまさに絶景。夕日の美しいキャンプスポットしても人気です!
 海の上に立つ大きな岩は「瓶子岩」と呼ばれ、ニシン漁によって繁栄をもたらしたとされる伝説が始まったと言い伝えられています。かもめ島とともに江差町のシンボルとなっており、夏期間には多くの海水浴客が訪れます。

|関連スポット
 姥神大神宮
 江差追分会館
 開陽丸記念館
 旧中村家住宅
 横山家
 かもめ島|江差町
 かもめ島キャンプ場

感動の夕焼けと絶景を体験!

【所要時間:30分】

 最後に乙部町で夕日の絶景を体験し、旅を振り返りましょう!高さ20mほどの白い断崖絶壁が500mほど連なり、雄大な海岸美を見せている『滝瀬海岸シラフラ』。乙部町に来たら絶対に欠かせない絶景スポットで、夕暮れ時はさらに美しく、夕日に照らされた白い断崖がオレンジ色に輝く様子がとても魅力的です。
 断崖の中にある小さなトンネルは、ニシン漁のための通路として当時の人々が掘ってできた通路で「くぐり岩」と呼ばれており、滝瀬海岸シラフラの名所となっています。

|スポット
 滝瀬海岸シラフラ


 ここで9時間の旅は終了となります。今回は、ローカル鉄道から始まる車窓体験と木古内からのドライブ観光で、道南の豊かな自然を全身で体感し、繁栄を極めた漁業の文化、伝統など今に息づく歴史に触れるモデルコースをご紹介しました!貴重な歴史的資源を町全体で大切に守り続ける情熱や地域の温かさ。何度でも訪れたくなる道南の魅力がたくさん詰まった『ローカル鉄道から始まる歴史と伝統の旅』ぜひ函館滞在2日目に体験してみてはいかがでしょうか♪

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※営業時間や料金など、季節により変更になるものもございますので、詳細は各施設へお問い合わせください。
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