函館・みなみ北海道観光ガイド - 一般社団法人函館国際観光コンベンション協会
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函館滞在2日目を満喫!【心躍るアクティブな旅in恵山・縄文のマチ南茅部】

1日コース 所要時間 / 8時間
その他函館

 函館市の東側に位置する戸井町、恵山町、椴法華町、南茅部町の4つの町村が集まったエリアである函館イーストエリア。海沿いに位置するこのエリアには、北海道の縄文文化が育まれた貴重な史跡も残されており、美しい自然のロケーションとともに太古の人々の暮らしに触れることができます。ドライブをしながら、豊かな自然に囲まれたスポットを巡り”体感する”アクティブな旅の過ごし方をご紹介します。

 このコースのポイント♪
・活火山の荘厳な景観を楽しむ
・天然温泉”海の露天風呂”を体験
・イーストグルメを堪能する
・世界遺産”縄文遺跡群”を巡る
・函館地酒の醸造所を見学
・日本初の女子修道院で修道女の1日を知る
・旅の疲れを癒す足湯体験

 こちらのコースは、マイカーやレンタカーでの周遊を想定したコースです。所要時間は目安となっております。なお、こちらのコースでご紹介するスポット・施設の詳細や営業情報等は、リンクからご確認をお願いします。



①函館駅前
 1時間15分

②恵山(火口原駐車場)
 30分

③水無海浜温泉
 30分

④寿し処 山昇
 3分

⑤垣ノ島遺跡
 8分

⑥大船遺跡
 30分

⑦函館五稜乃蔵
 10分

⑧トラピスチヌ修道院
 10分

⑨湯の川温泉足湯 湯巡り舞台

 活火山”恵山”を巡る

【所要時間:30分】

 今も噴火活動が続いている活火山”恵山”。標高617mのこちらの山は、荒々しい岩肌が広がり迫力のある景観が楽しめるスポットです。函館駅から函館空港方面へ移動し、海沿い国道278号線を40㎞ほど進み、道道635号に入ります。函館バスの「恵山登山口バス停」の先で左折し、恵山登山道を進んでいくと、恵山中腹にある火口原駐車場までは車で向かうことができます。(冬季の通行止め有)
 付近の恵山つつじ公園では、例年5月に美しいつつじが一面に咲き誇り、つつじの見頃にあわせて楽しいイベントも開催されます。秋には紅葉も見られ、山々が赤や黄に染まって、より一層美しい景色が広がります。
 今回のコースでは、火口原駐車場から少し付近を散策するのみですが、登山道を登る場合は、頂上まで1時間ほどかかります。また、付近ではクマの出没が確認されているため、訪れる際は周囲に気を配り、音の出るものを持ち歩くなど対策が必要です。(2025年10月時点)

|関連スポット
 恵山
 恵山つつじ公園
 恵山岬灯台公園
 道の駅 なとわ・えさん

 恵山へ向かう道中に見ることができる”旧戸井線汐首橋梁跡”函館最南端の汐首岬の近くに位置し、山の中に現れるアーチ状の橋が趣のある景観を作っています。天気の良い日には、汐首岬から本州青森県の大間町が見えることも。

  海の露天風呂”水無海浜温泉”を体験

【所要時間:30分】

 恵山の麓にあるこちらの温泉は海辺に湧く天然の露天風呂。満潮時には海に沈んでしまうという希少さで、入浴は干潮時のみ可能です。時期ごとに潮の様子が異なる為、干潮時刻をチェックして温泉を楽しみましょう。自然が作りだす癒しのひととき。波の音をBGMに非日常な温泉体験をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

干潮時刻はこちらをチェック⇩⇩
水無海浜温泉/函館市(外部リンク)

  函館イーストグルメを堪能する

【所要時間:30分】 

 恵山を散策し海の温泉を体験した後は、美味しいランチを楽しみましょう!イーストエリアには、がごめ昆布や真昆布などの海藻類からイカやごっこ、マグロなど美味しい海の幸が豊富で、地元の食材を使用した美味しいお食事処も数多くあります。

 函館イーストエリアのグルメ情報は、『函館イーストグルメ』として下記リンクより紹介されています。⇩⇩画像タップで遷移します。(外部リンク)

  世界遺産”縄文遺跡群”を巡る

【所要時間:90分】

 美味しいランチの後は、じっくり縄文文化を学んでいきましょう。2021年にユネスコ世界文化遺産に登録された『北海道・北東北の縄文遺跡群』。その構成資産のひとつである”垣ノ島遺跡”と”大船遺跡”が南茅部町に残されており、縄文文化を今に伝えるマチとして知られています。


 史跡 垣ノ島遺跡


 垣ノ島遺跡は紀元前7,000年から紀元前1,000年までの約6,000年の間、縄文の人々が定住していたことを示す集落跡で、段丘上に位置し遠くには太平洋が望める場所にあります。定住が開始された段階で、すでに居住空間と墓域が分離されていたことを示す貴重な遺構や遺物が見つかっており、幼児の足型を押し付けた粘土板などはこの地域の特徴のひとつ。集落跡の為、実際の建物などを見ることはできませんが、遺跡の各所で当時の生活の様子をスマートフォンの画面上で見ることができるデジタルコンテンツも活用されており、体験用の端末も貸し出されています。


 函館市縄文文化交流センター


 垣ノ島遺跡と南かやべ道の駅に隣接されている函館市縄文文化交流センターでは、1万年以上続いた日本特有の縄文文化の世界に触れることができます。施設内の展示室では、土器や石器など数多くの展示品から厳しい自然のなかをたくましく生き抜いた縄文人の知恵や工夫を学ぶことができ、縄文人のくらしや交易、精神など分野ごとにフロアがあります。その中でも見どころなのが、2007年に国宝に指定された「土偶」。中空土偶としては最大のもので、内部が空洞になっており、厚みの調整や細かな模様など精妙に作られています。「茅空(カックウ)」の愛称で知られており、南茅部の縄文文化を象徴する存在です。

 函館市縄文文化交流センター隣にある「道の駅縄文ロマン南かやべ」。24時間利用可能なトイレや駐車場があり、売店では、南茅部の特産品やオリジナルグッズを購入することができます。中空土偶がモチーフの焼菓子や、クルミをトッピングした「じょうもんクルミソフト」なども人気です。


 史跡 大船遺跡


 大船遺跡は紀元前3,500年前から紀元前2,000年の約1,500年の間、縄文人が生活していたと言われる集落跡。他の地域に比べて深く掘りこまれた住居や盛土構造などが特徴で、敷地内には竪穴建物跡を復元展示し、縄文時代の景色が再現されています。スタッフに希望を伝えると住居内を見学することもできます。復元住居の向こうには太平洋の海が見え、タイミングが合うと夕日に照らされた竪穴住居の神秘的な写真を撮影することもできます♪

|関連スポット
 道の駅 縄文ロマン南かやべ
 函館市縄文文化交流センター
 北海道・北東北の縄文遺跡群/史跡 垣ノ島遺跡
 北海道・北東北の縄文遺跡群/史跡 大船遺跡

  地酒の醸造所”五稜乃蔵”を見学

【所要時間:30分】

 南茅部町で縄文文化に触れた後は、函館で造られる日本酒の酒蔵とギフトショップがひとつになった施設「五稜乃蔵」へ。こちらで造られるのは、海鮮をはじめとした函館の美味しい食に合う地酒。札幌国税局で行われる新酒鑑評会で、令和6年の道産米吟醸酒の部の「金賞」を受賞するなどそのおいしさが証明されています。
 施設内では、ガラス越しに酒蔵を見学したり、日本酒の試飲も体験することができます。函館の地酒『五稜』旅のお土産や特別なギフトにとてもおすすめです!

|スポット五稜乃蔵Shop

  厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院を巡る

【所要時間:30分】

 こちらは、厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院。美しい庭園と建物が広がるこちらの施設は、日本最初の女子観想修道院として知られ、春には桜も見られるなど、市内でも人気の観光スポットです。庭園や売店が併設された資料室は見学可能で、院内の生活や修道院の歴史を学ぶことができます。事前に連絡をすると信者でなくても、ミサや聖務日課に自由に参加することもできます!

|スポットトラピスチヌ修道院

  旅の疲れを癒す足湯体験

【所要時間:30分】

 アクティブな旅の締めに、疲れを癒す足湯体験を。市電「湯の川温泉」から徒歩1分の場所に位置する湯の川温泉の足湯。誰でも無料で利用することができ、湯の川エリアのホテル街からのアクセスも良好です。冬季になると、イルミネーションが楽しめる「湯の川冬の灯り」が行われ、色とりどりな電飾を見ながら特別な足湯体験ができます♪

|スポット湯の川温泉足湯「湯巡り舞台」


 ここで、イーストエリアを巡る8時間の旅は終了となります。豊かな自然の中で育まれた縄文文化や、恵山の噴火が生み出す雄大な景観、自然がつくり出した海の温泉など。実際に訪れることで、全身で“体感”できるアクティブなコースをご紹介しました。

函館滞在2日目に!こちらのコースもおすすめです!⇩⇩
函館滞在2日目を満喫!【ショートクルーズで行く大間まぐろ旅】

※営業時間や料金など、季節により変更になるものもございますので、詳細は各施設へお問い合わせください。
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