SPOTスポット情報
旧相馬家住宅
函館発展に尽力した初代相馬哲平
米穀商として商売を興していた初代相馬哲平は、箱館戦争で市内住民が避難をする中、米の騰貴を見越し、全資力を投じて米穀を買い集め、巨額の利益を得た後に、海産物商、金融業への進出を経て、一代にして全国有数の豪商となりました。
一方、郷土報恩の精神から、事業で成功した後には函館の公共事業に積極的に貢献、特に有名な事例としては、1907(明治40)年の大火により焼失した町会所・商業会議所の再建のために5万円を寄付し、総額5万8千円で、現在の「旧函館区公会堂」を建築しました。同時に、自宅と店舗の再建にあたっては、雇用の創出と街の復興のために、焼き出された市民を雇い、一級建材をふんだんに使用し、現在の旧相馬家住宅を建築しています。
国の重要文化財に指定
多くの職人に建築を任せた結果、ひとつの住宅内に様々な意匠のある珍しい建物となった旧相馬家住宅は、和と洋が調和した近代建築であり、函館の景観にも融和している点も評価され、2019年に国の重要文化財に指定されております。
2010年より一般公開されており、開港都市函館ならではの和洋の技術が詰まった貴重な邸内をじっくりと見学することが可能です。また、10~20名に対応する3室が貸部屋として用意されており、贅沢な眺望と洗礼された調度品に囲まれて、取り寄せのお食事によるランチを楽しむこともできます。
- 営業時間
- 9:30~16:30(最終入館16:00)
4月(大型連休中除く)・11月は16:00(最終入館15:30)まで
- 定休日
- 毎週水・木曜日、冬期(12月1日~3月31日)休館
- 料金
- 一般1,000円/大学生700円/高校生500円/小中学生300円
- 駐車場
- 近隣に有料Pあり
- 住所
- 函館市元町33-2
- お問い合せ
- 旧相馬家住宅
- 電話
- 0138-26-1560
ACCESS
函館市元町33-2
- アクセス
- 市電「末広町」電停下車徒歩約5分
名所・旧跡 | 博物館観覧施設
※営業時間や料金など、季節により変更になるものもございますので、詳細は各施設へお問い合わせください。