函館山
函館観光のハイライト
標高334mの函館山。市街地側から見た山の形が、牛が寝そべっている姿に見えることから別名「臥牛山」と呼ばれています。日中は “くびれ”の両側に海が広がる地形が特徴的な風景の中に教会群や五稜郭タワーなどの姿を確認できるほか、駒ヶ岳や津軽海峡、下北半島まで見渡すことができ、夜には海に漁火が広がる夏、澄んだ空気の中に雪やイルミネーションで灯りが増す冬と、季節により風景を変える夜景を楽しむことができます。
▼夜景の見ごろ
函館山の夜景をとことん楽しむなら、日没後30分後からの鑑賞がおすすめです。夕焼け空が徐々に深いブルーに変わり、夜の灯りが広がるまでの移ろいの全てを見届けましょう。
▼函館山へのアクセス
●函館山ロープウェイ
通年を通して運行(荒天時運休、法廷整備点検による運休期間有)
●観光バス・路線バス、タクシー
冬季通行止め期間を除いて利用可能
●自家用車
夜間交通規制、冬季通行止め期間を除いて通行可能
詳細情報は「函館山山頂へのアクセス」にて紹介しています
函館山体験
約600種の植物、約150種の野鳥が生息する自然の宝庫で、1964(昭和39)年には鳥獣保護区特別保護地区に指定されている函館山の自然を全身に感じながら徒歩で山頂を目指すハイキングは心と身体を豊かにするとともに、函館旅行の大切な想いでとなります。
また、戦時中の軍事要塞の遺構である砲台跡を巡り、函館の街の歴史に触れる体験を通して、函館をより身近に感じていただけるようになります。
▼ハイキングで自然体験
ハイキングコースは全11コースが整備されており、最短のコースでは50分程度で山頂に立つことができます。時間に限りのある旅行者には、登りは徒歩で植物や野鳥をじっくりと観察しながら函館山の自然を体験し、下りは函館山ロープウェイを利用するという行程(あるいはその逆)がオススメです。
▼砲台跡地巡りで歴史体験
1895(明治28)年に終結した日清戦争以降、南下政策をとるロシアの脅威から函館港を守るために函館山は軍事要塞となり、砲台、観測所、戦闘指令所などが築造されました。以降、第二次世界大戦終結までの間、一般人の立ち入りは勿論、写真撮影も禁止されており、当時の函館山を背に撮影された写真の背景は消され、地図からも函館山の姿はなくなりました。
(このような環境にあったからこそ、現在、函館山は街の中にありながら、多くの自然が残されていると考えられています。)
山頂から気軽にアクセスできる御殿山砲台跡や、景色の綺麗な千畳敷砲台など、現存する函館山要塞の遺構を巡り触れることで、函館の歴史を体験してみてはいかがでしょうか?
[参考]要塞跡を訪ねて函館山トレッキング(函館市公式観光サイト はこぶら)
- 駐車場
- 山頂 無料駐車場有
※交通規制開始前に要下山、冬季通行止
山麓 有料駐車場有
- アクセス
- 市電「十字街」電停から 徒歩約10分
(※函館山ロープウェイ山麓駅まで)