水産都市・函館のSDGsの取り組み自然/環境
水産都市函館の海洋環境の変化に対するSDGsの取り組みを学び、自らの地域での応用・実践について考えていただくプログラムをご用意しております。
① 函館の水産業と海洋環境の変化について学ぶ (30分)
講話「道南周辺の海洋環境の変化について」
函館の特産品であるスルメイカの漁獲量は年々減少している一方で、鰤の漁獲量が急増している。これらの要因である道南周辺の海洋環境の変化について、講話を通して学習していただきます。

② 料理体験教室「鰤を味わう食文化への取り組み」 (90分)
鰤の漁獲量が急増しているが、日常的に鰤を食べる習慣がなく、消費量は全国平均の半分以下の函館では、現在、鰤の消費拡大に向けた様々な取り組みが行われています。実際に鰤を調理していただき、味とともにこれらの取り組みについて学んでいただきます。

③ 魚の解剖体験 (90分)
解剖を通して魚介類の体のつくりを学び、食べられる場所や部位を知ることで、フードロス対策にも繋げていただきます。

④ 施設見学/函館市国際水産・海洋総合研究センター (30分)
水産・海洋に関する研究機関や関連企業の最先端の研究・開発施設を見学し、水産都市函館の海や水産業について学習していただきます。

⑤ 【昼食】鰤を活用した食文化への取り組み~新函館名物弁当「鰤弁」 (60分)
施設内での食事又はバスへの持ち込みのうえ車中食。
※施設内での食事は①~③のプログラム申込の場合に限ります。


▼「鰤弁」を通し、海洋環境の変化、地産地消の取り組みについて考える
「鰤弁」とは、函館の新たな食の魅力を楽しんでいただくことは勿論、海洋環境の変化による影響について、また、地産地消の取り組みについて考えていただくきっかけとなることを目的に、(一社)函館国際観光コンベンション協会主催のもと、北海道函館商業高等学校と四季海鮮旬花の協力により開発した和洋2種類のお弁当です。
[参考動画]
新函館名物「鰤弁」~鰤を活用した食文化への取り組み
▼「鰤弁」開発の背景
近年、函館の特産品として有名なスルメイカの漁獲量が激減している中、鰤の漁獲量が急増、2018年には全国3位の漁獲量を記録しました。一方、地元での鰤の消費量は全国平均の2分の1という現状があります。 このような状況の中、新たな食材を有効に活用する食文化づくりを目指した「函館ブリたれカツバーガー」「函館ブリ塩ラーメン」の開発、PRイベント「ブリフェス」の開催など、市内の団体、飲食店での地産地消に向けた活発な取り組みがおこなわれています。
【学習項目】
事前学習 | ○海洋環境の変化をもたらす要因を調べる。 ○自らが暮らす地域の漁獲高の推移を調べ、海洋環境の変化について考える。 |
現地での学習 | ○函館市における海洋環境の変化による影響について知る。 ○函館市の海洋環境の変化の象徴である「鰤」に対する取り組みについて、調理又は解剖、食事を通し、味とともに理解を深める。 |
事後学習 | ○自らの地域と函館の海洋環境変化がもたらした共通点と相違点を比較し理解する。 ○自らの地域又は自らができる取り組みについて考える。 |
- 開催時期
- 通年
- 人数
- 5~40名/①④ 5~20名/②③
- 所要時間
- 30~120分
- 料金
- 無料/①③④ 3,300円プラス材料費/② 1,000円/⑤
- 休業日
- 土日祝、12/29~1/3
- 受入時間
- 9:00~17:00
- ウェブサイト
- https://center.marine-hakodate.jp/
(函館市国際水産・海洋総合研究センター)
- 実施場所
- 函館市国際水産・海洋総合研究センター
〒040-0051 函館市弁天町20番5号
- アクセス
- (市電)電停「函館どつく前」より徒歩約15分
(車)JR函館駅より約15分
- 大型バス駐車
- 可
- 事前予約
- 必要
予約フォーム https://forms.gle/pLhFbP52gPmo7aZ29
- 問い合わせ
- 東武トップツアーズ株式会社函館支店
電話:050-9001-6592
函館市国際水産・海洋総合研究センター
電話:0138-21-4600